「授業変更黒板」をデジタル化した方法。スプレッドシートシート配布

校務

学校には会社や家庭には無いものがたくさんありますよね。
黒板、チョーク、サッカーゴール。。。

その中でも特に高校にしか無いと言っても過言ではないものとして、「授業変更黒板」があります。

授業変更黒板とは、その日の授業で自習になる授業や、授業変更がある授業を書いておく黒板のことです。※学校によって様々な名前で呼ばれています。

学校の教員は意外と出張が多いですから、授業変更や自習が結構あります。
この変更を毎朝、担任もしくはクラスの日直が確認して、クラスメートに伝えています。

今回はこの授業変更連絡をデジタル化した話と、その方法についてお伝えします。

 

まずは、今まではどうしていたのか。というお話をしていきます。

これまでは、自習や授業変更がある先生が、前日までに所定の連絡用紙に記入して、レターケースに入れておき
授業変更黒板の担当教員(主に教務)が、次の日の授業変更や自習を、黒板に書くという流れでした。

特にこれで運用上問題はなかったのですが、最近の紙代の高騰や、黒板に転記する手間があったので、今回googleフォームをスプレッドシートを使って電子化することにしました。

 

それではこれからデジタル化した、具体的な方法を紹介します。

教科担当の入力フォーム

授業変更や自主にする教科担当は、下記のgoogleフォームに入力します。

授業変更入力フォーム

入力項目は

  • 教員名
  • 対象授業の日付
  • 対象学年
  • 対象クラス(複数選択可)
  • 対象授業時限
  • 授業名
  • 措置(自習、代講、授業変更)
  • 更後の授業(授業変更の場合のみ回答)

としました。
変更後の授業の入力は、セクションを新しく作り、授業変更のときのみ入力できるようにしておきます。
設定方法がわからない方は、こちら↓の記事を参考にしてみてください。

授業変更黒板のスプレッドシート

上記のフォームで入力した授業変更や自習連絡は、以下のスプレッドシートに反映されます。

シートには関数が入力してあり、当日の連絡のみが表示されるようになっています。

授業変更黒板

それでは、上記のスプレッドシートの作成方法を紹介していきます。

スプレッドシートを出力する

教科担当が入力するフォームのスプレッドシートを以下の手順で出力します。

①googleフォームの回答から、回答シートを選択する。

②「スプレッドシートにリンク」をクリック

③「新しいスプレッドシートを作成」にチェックが入っていることを確認し、「作成」をクリック

スプレッドシートは一度作成しておけば、新しくフォームに入力されたデータも自動更新されるので、最初にスプレッドシートを出力しておけば大丈夫です。

 

スプレッドシートに関数を入力する

出力したスプレッドシートに新しいシートを追加して、関数を入力していきます。
もう一度。僕が作成したスプレッドシートのリンクを貼っておきますので、参考にしてください。

これをみて作成できる方は、これより先は読まなくて大丈夫です!
作成が難しい方は、これから解説していきますので、見ながら進めていきましょう!

 

①スプレッドシートのシート名を変更する
みなさんが出力したスプレッドシートの「フォームの回答」というシート名をダブルクリックして「全体の回答」と名前を変えます

②僕が作成したスプレッドシートのURLを開き、「本日の連絡」と「授業変更黒板」のシートを選択し、右クリックでメニューを開く。「別のワークブックにコピー」「既存のスプレッドシート」をクリックする。

みなさんが出力したスプレッドシートを選択し、「挿入」をクリック。

これで、僕が作ったシートを、みなさんが作成したフォームの回答スプレッドシートに貼り付けることができます。

この状態で、みなさんが作ったフォームから回答すれば、「授業変更黒板のシートに授業が反映されます。
ただし、僕が作ったシートは、各クラス6クラスで7時間授業があります。各校の実情に合わせて変更してみてください。

 

以上の方法で、授業変更黒板の電子化を進めました。

教科担当は紙に書く必要がなく、自分の机上のみで授業変更連絡を提出することができ、授業変更黒板担当の仕事も削減することができました。

ちなみに、授業変更黒板は職員室の電子黒板に表示しています。
もし、電子黒板がなくても、教員のPCで見てもいいですし、スプレッドシートを生徒に共有してもいいと思います。(閲覧のみ)

ぜひ、各学校で導入を検討してみてください。

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