こんにちは。もん先生です!
高校教員11年目、担任も6回経験してきました!
担任はとても楽しいです!
もちろん悩むことも多いのですが、それ以上に達成感も味わえます。生徒との関わりを厚く持てるところがその要因です。
しかし、初担任ではわからないことも多く、心配で仕方ないという人も多いです。
担任業って何するの?
生徒が卒業するまでのサポート全般だと思えばいいよ!
そこで、実際に僕が実感した「初担任として準備しておくべきこと」を5つ紹介します。
この記事を読めば、担任業をやるうえで準備しておくことがわかるので、心配を減らすことができます。
知っておくだけで心の負担が軽くなります。まずは情報収集から!
学級経営の基本方針を立てる
なぜ基本方針が重要なのか
担任としてまず初めにすることは、クラスの基本方針(学級運営方針)を表明することです。
担任として大切にしたいこと、守ってほしいルール、担任の温度感など、様々なことを話します。
担任の考えを最初に伝えておくと、生徒が担任の意図を汲んでくれるから、
クラス経営がしやすくなるよ!
具体的な方針の立て方と例
僕が所信表明をするときは、大きな話(高校卒業までに身に着けてほしいこと)から、小さな話(そのために今年1年間でやるべきこと)につなげていきます。
たくさんのことを話すをわかりにくくなるので、担任としての要望を絞って伝えましょう。
所信表明の例を挙げてみます。
教室の掲示物を用意する
教室の掲示物も担任が準備します。
これを面倒を思うか楽しめるかは担任次第!
掲示物は担任やクラスの色がでるから
心を込めて準備しよう!!
掲示物は固定型と更新型の二種類があります。
固定型の掲示物
固定型の掲示物とは、4月に掲示したら1年間貼りっぱなしな掲示物です。
このような掲示物は1から全て作らず、その学校の先輩教員から元データをもらいましょう。
もらったデータを自分なりに加工して使用してみてもいいかもしれません!
※その時は一応ひと言言っておくとトラブル回避できます(笑)
固定型は劣化していくからラミネート加工しておくといいよ!
更新型の掲示物
更新型の掲示物とは、毎週更新されたり、時期によって必要になったり、単発で配布される掲示物のことです。
このような掲示物は、担任が定期的に更新します。
クラス通信や朝小テストの定期更新のものは台紙を作って、その上に貼り付けていきます。
エアコンの使用規定や、進路からの連絡のような不定期の掲示物は、それ用の掲示スペースを用意しておきましょう。
どの場所にどんな情報があるのかすぐにわかる掲示板を作ろう!
生徒と緩やかな関係を築くコミュニケーション方法を鍛える
生徒にとって担任は、特別な存在です。同時に、担任にとってもクラスの生徒は特別なものとなります。
もちろん、他クラスの生徒と差別してはいけませんが、クラスの生徒の様子はよく観察しておきましょう。
生徒とこまめにコミュニケーションを取っていれば、大半の問題を防ぐことができます。
高校生とのコミュニケーションの基本
まずは、担任側から積極的に話しかけましょう。
生徒の中には人懐っこい子もいれば、人見知りな生徒もいます。
朝会ったとき、廊下ですれ違ったときなどに、些細なことでいいので、話かけるようにしましょう。
生徒と教員の関係も結局は人間関係なんです!
信頼関係を築くための日常的な声かけのポイント
とはいっても、ただ何でも話しかけてばかりではだめです。
生徒は私達が思っているより教員の品質を見極めています。(笑)
ただ話しかけてくるだけの教員ではなく、生徒のことを考えている教員というタグを付けてもらいましょう。
そのために大切なポイントを紹介します。
このように生徒が話しかけて欲しいタイミングは絶好のチャンスです。
このチャンスを逃さないように日頃から「観察眼」を養おう!
学級行事の準備とスケジュール管理をする
高校では体育祭、文化祭、球技大会など様々な学校行事があります。
1年間の学校行事を確認し、その準備の時間的な流れをざっくり把握しておきましょう。
高校1年生は右も左もわかりません。そこで頼りになるのは担任だけです。
中身のことはわからなくても、
- いつまでに何を決めるのか
- これから何をしなければいけないのか
といった生徒がやるべきことサッと教えてあげられると安心感がありますね!
行事の準備が上手く進んでいるかマネジメントしましょう!
もちろん、生徒が困っているときは、一緒に悩んで上げることも大切ですよ!
保護者との連携の心構え
生徒は担任にとってとても大切な存在ですが、担任以上に大切に思っているのが保護者です。
保護者としっかり連携を取っていくことが重要となります。
保護者は担任の大事な味方だよ!
保護者対応の基本マナー
初担任にとって多くの場合、保護者のほうが年上で人生経験も豊富です。
当たり前ですが、言葉遣いや言動に注意しましょう。また、基本的には保護者の意見を尊重しましょう。
保護者から学校へ意見や要望がある場合、その場では即答せずに必ず学年主任や教頭へ相談し、その返答を待ってから回答するようにしましょう。
何でも知ってる担任ではなく、適切に処理できる担任を目指そう!
保護者との連絡方法と頻度
学校によって様々ですが、僕は2日連続して欠席したら保護者へ電話連絡するようにしていました。
ただの体調不良ならまだいいのですが、生徒同士のトラブルで学校に来たくなくなっている場合があります。
そのような場合は、早めに対処することが、不登校を未然に防ぐポイントです。
連絡しすぎってことはないから、不安になったら保護者連絡しよう!
保護者面談で話す内容とポイント
多くの学校で保護者面談(三者面談)を1学期に行います。初担任として最初の大仕事です。
中には、新学期から気が重いなんて人もいますから、ここでは、保護者面談の不安を減らす話をします。
面談で話す内容は以下の通りです。
保護者面談はひと家庭あたり15〜20分程度ですが、あっという間に時間が来てしまいます。
僕が意識していたポイントは
保護者によっては5〜10分くらいで終わってしまう家庭もありますが、その場合は早く切り上げても大丈夫です!
必要なことがあれば電話連絡すればいいんです!
担任と保護者の顔合わせくらいに考えよう!
まとめ:初担任の準備をして楽しく担任業をこなそう
今回は初担任としての準備や心構え5選を紹介しました。
一言で言ってしまうと、生徒・保護者ファーストで行動することが大切です。具体的な内容をもう一度まとめると以下のとおりです。
担任は教員の醍醐味です!
初担任はわからないことだらけで心配も多いですが、実際やってみると楽しいことのほうが多いです!
人の心配事の9割は起こらないなんて言いますし、心配するほど準備をしっかりやろうと思えます!
困ったことがあったら周りの先生に相談しようね!
以上、もん先生でした!
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