こんにちは!もんです!
僕は吹奏楽部の顧問をしています。僕自身は吹奏楽の経験は無いのですが、大会申込みや生徒引率など、専門的なことでなければもちろんやっています。
そんなことで先日、吹奏楽連盟主催の「アンサンブルコンテスト」に出場してきました。
個人的には楽しい出張だったのですが、この出張は実は闇だらけなんですね(笑)
なぜって、この出張はタダ働きと言われても仕方ないからです。
今回の記事は、土日の部活動の出張がタダ働きになってしまう理由を説明していきます。
アンサンブルとは
本題とは関係ありませんが、まずはアンサンブルとはどんなものか紹介します。ウィキペディアで調べると以下のような説明が出てきました。
合奏、重奏、合唱、重唱の意味、あるいはそれらの団体の意味にも用いられる。一般的に、オーケストラ(管弦楽団)は規定の楽器編成を満たした大人数の演奏団体(50人から100人前後)を意味するため、これに含まれない室内楽の演奏団体をアンサンブルと呼ぶことが多い。
ウィキペディア
つまり、合奏のことだそうです。ただ、吹奏楽の界隈では基本的に少人数で演奏することを指すそうです。実際にコンテストでは3〜6名で演奏している団体がほとんどでした!
昔NHKでやってた「ゆうがたクインテッド」みたいな感じって言えば伝わるかな・・・(笑)
出張とは校長が命令するもの
では本題に入ります。まずは、公務員の出張の仕組みについて。
出張をする際には、「旅行命令簿」という書類を提出します。現在ではシステム入力となっています。
この旅行命令簿を職員が提出し、学校長から許可(命令)が出た場合、出張をすることができるという仕組みです。
休日の出張がタダ働きな理由
そして問題なのが土日の出張です。
先程の話を校長視点で考えてみましょう。
ある教員が土曜日に出張があるという旅行命令簿を出しました。コレを許可するということは
校長が職員の勤務日を増やすということです。
公務員は法律により固く守られているので、校長であっても勤務日を増やすことはできません。
ではどうするか?
休日に出張を命令した場合は、平日に振替を取らせることで職員を休ませなければなりません。
つまり、土日の出張というのは平日の勤務を土日へ移動させた。という認識なんですね。
これが一番の問題です。平日は授業もありますし、クラスの生徒も学校へ登校します。だから、実質休める日なんて無いんですね。
結局、多くの職員は振替を取れずに、ただただ勤務日が増えたということになってしまいます。
土日の出張で特殊業務手当がもらえる場合
実は、土日の出張で特殊業務手当がもらえる場合があります。
それは、教育委員会が主催の出張です。具体的には、高体連や高文連などが運営している大会等への出張は特殊業務の対象となり、振替をとる代わりに手当をもらうことができます。
ただし、教育委員会が後援の出張については、コレは当てはまりません。
なので、「◯◯県吹奏楽連盟」の大会では、特殊業務手当をもらうことができないんです💦
高校の部活動では県の連盟による大会、市の連盟による大会(市民大会など)がたくさんあります。これらの出張は実質タダ働きということになるんですね。。。この仕組みを変えてほしい、、、
学校での部活動指導は特殊業務手当がもらえる
土日の出張(教育委員会以外)では、特殊業務手当がもらえませんが、土日の学校での練習は特殊業務手当がもらえます。といっても2時間以上やっても2,700円程度。全く割に合いませんね(笑)
この場合は、学校長が命令したものではなく、職員による生徒指導(部活動指導)となるので、このような扱いになるようです。
ですが、僕達職員からすると、日々の部活動よりも出張のほうが大変です。
しかも、平日に振替が取れないのであれば、手当を出してもらうのが筋だろうと言いたくなるわけですね。
まとめ
以上のような規定があるおかげで、「土日の部活動は手当がでて出張は手当が出ない」ということになります。
僕個人的には部活動は生徒の成長を観られる最高の教育活動だと思っています。最近は地域移行などの流れがありますが、部活動指導が好きなんです!
だからこそ、いろいろな教員が積極的に部活動指導ができる体制や制度づくりをしてほしいですね。
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